新型コロナ感染記 マスクをしよう

新型コロナウイルスに感染しました。推定感染日は6月24日(土)。発症は3日後の6月27日(火)。疲れを感じて休養をとったほうが良いと判断し、午後には帰宅して横になって安静にしていましたが、時すでに遅く、夜に発熱しました。熱は38度。28日(水)は終日寝ていました。朝は37.5度。その後15時ころに37.3度に下がり、夜まで37.3度。29日(木)朝に36.7度まで熱が下がったので、近くの医院でPCR検査を受けた結果、陽性でした。その後、30日(金)、7月1日(土)と2日間寝ていました。熱は下がったものの、体がだるく、喉が痛くて、ときどき咳き込んで痰が出るので、ウイルスと免疫系の戦いが続いているのが実感できました。

28日には九大の講義を担当していましたが休講しました。2つ打ち合わせにも欠席。29日は福岡市科学館で大事な会議がありましたが、こちらも欠席。30日の保全生態学セミナーも中止。

私がダウンすると各方面にご迷惑をおかけするので、健康管理には気を使ってきました。結果として、1999年以後発熱したことがなかったのですが、今回はしくじりました。

敗因は、6月24日(土)の東京日帰り出張で、マスクをせずに講演し、その後の分科会でもマスクをせずに議論に参加したことです。5類移行以前は、福岡市の新規陽性者数のデータをグラフにして、感染の動向をチェックし、ときどきtwitterなどにも発信していました。この作業を通じて感染予防の意識を維持していたのですが、5類移行後は感染の動きがデータで見えにくくなり、私の感染予防の意識も知らぬ間に低下していたようです。リスク管理が甘かったと言わざるを得ません。周囲がどうあれ、マスク着用を貫くべきでした。

なお、6月25日(日)の福岡市科学館出勤時は、終日マスクをしていました。前日に東京出張したことを考慮して、できるだけ館長室にいて、子供たちとは話をしないように注意していました。推定感染日の翌日であり、ウイルスがまだ私の体内で十分に増殖できていない状態のため、科学館で私が感染源になった可能性はほぼないと思います。

今回の経験を反省して、会議でのマスク着用は厳守しようと思います。また、東京日帰り出張は疲れますね。今後、日帰りでなければ対応できない依頼は引き受けないことにします。